yuru-photo10のブログ

風景写真・アウトドア・山が好きなやつが送るゆるい日常です。

私がEOS RPを選んだ理由

私は写真が好きでありますが、中途半端にカメラ自体も好きでして大した写真撮れないし、機能も全然使いこなせてないんですが色々なメーカーのカメラを欲しくなってしまいます。

 

最近までα7Ⅲというsonyの超万能機種を使っていましたが、思うところがあってCanonのEOS RPに乗り換えました。今回は何故乗り換えたのかと非常に薄いレビューを書きたいと思います。

 

まず私のメイン機種遍歴です。

Nikon D90  (軽量フルサイズが出てきて憧れから乗り換え)

Nikon D600(ダスト問題に泣かされ、隣の芝生が青く見え乗り換え)

Canon EOS 6D(AF以外不満なし、フルサイズミラーレスの憧れから乗り換え)

SONY α7Ⅲ

Canon EOS RP

となります。(サブは省略、他に完全な趣味機としてpentaxK-1がいてます)

 

SONY α7Ⅲを選んだ理由は、この当時フルサイズミラーレスがSONYしか出しておらず、NikonCanonも発売予告はしていましたが、それまでα7Ⅱまで気に入らなかったシャッター音が改善されており、スペックも申し分なかったからです。

 

レンズはFE24-105mmに加え、シグマのアダプタをかまし、EF70-200 IS F4を使用していました。

α7Ⅲはなかなかすばらしい機種で、ローパスフィルターが薄いらしく解像度が高く、ダイナミックレンジも広く、オートフォーカスも風景写真には全く問題ありませんでした。むしろ自分には完ぺきな機種だったかもしれません。

 

しかし撮影している内にいくつかのことが気になりだしました。


①色

②モニタに表示されるの色が帰ってPCで見たものと結構違う気がする

③手軽な安価レンズがあまりない

 

まず①です。
色んな意見があるのは承知していますが、α7Ⅲから出てくる写真の色が個人的にあまり好きでありません。もちろんすべてが変な色ではなく、いい色ででる写真もあります。

Lightroomで色味の調整するのですが、なかなかお気に入りの色になりません(下手くそなので余計)。その内調整するのがめんどくさくなってきました(笑)。ふと思い返せば、以前EOS 6Dを使っていた時、キャノンの色はあまり弄らなくていいくらい好みだったことを思い出しました。

 

また上記色の調整からLightroomが必須でしたが、Lightroomは素晴らしい現像ソフトである一方、年間12000円程かかります。前まではAmazonのセールで年間10000円を切る程度になっていたのですが、最近は1TBのストレージ付きの高いやつばかりがセールされています。

これも年間12000円ですが、10年にすると12万円の出費となってしまいます。ただの1アマチュアカメラマンなので、趣味としてこだわるのも大事ですが、私の場合は使用頻度と相談した結果無料の現像ソフトでいいかなと考えるようになりました。友人の結婚式とか本当に大事な写真を撮ったときだけLightroomを契約しようかなと

そうするとソニーの現像ソフトは正直使いにくいものがあり、キヤノンニコンの現像ソフトがいいかなと思うようになりました。

また、自分でLightroomを使っていると、見栄え良く過度に弄ってしまったりすることもありました。また、Lightroomで弄っているとネット上の写真がLightroomで弄られているのがわかるようになってきて色々疲れてきてしまいました(笑)

 

次に②です。

これは私が個人的に思っていたことで、あまりネット上に同じ情報がないので、私の見る目がおかしいだけかもしれません(・・;)

まずEVFでみる色と撮った後に背面モニタで見る色が違います。そしてPCに取り込んで見た色ともまた違います。(私のPCはキャブリエーションのない普通のモニタなので、PCの画面がおかしいということも十分考えられます。)

どちらかというとEVFとPCモニタが同じ色をしており、対策として撮った写真を確かめるのはEVFで行うことを行っていましたが、やはりめんどく嫌気がさしてきました。

 

次に③です。

SONY純正のレンズのお値段が結構高いです。私は望遠をあまり使わないですが、2019年現在でも手軽な望遠といえど10万円を超えています。色々手放せば買えるのですが、あまり使わない望遠なので・・・CANONの望遠を使い続けるのも一つの手ですが、動作保証対象外のものをずっと使うのもなんだかなーというところです。

 

上記のことを総合的に考えた結果、他社カメラに乗り換えようと思い立ちました。色の関係から本命はCANONのEOS Rとなる訳ですが、意外と大きく重い。アダプターを付けると正直6DmarkⅡを使ってるのと何ら変わらないでありませんか。そこで、6DmarkⅡを検討していたところ、CanonがEOS RPを発売するというではありませんか。

 

しかし、発表されたEOS RPはα7Ⅲから大幅にスペックが落ちる上、ネットではなかなか評判がよろしくありませんでした。私自身もかなり悩みました。そして一度実機を見に行くことにしました。

 

・手にジャストフィット

 私は手が小さいのでEOS RPのグリップの大きさがジャストフィットしました。これはかなりポイントが高く、機能等も大事ですが、ハンドリングしやすいというのは風景写真等で長時間持っている場合には一番大事な点かもしれません。

 

・軽い

 今までのフルサイズミラーレスは電池・記憶媒体を含めると600g台で、前に使っていた6D系とくらべると、100g程度しか差がありません。現状はまだミラーレス専用レンズが少なくマウントアダプタが必須で、それを含めると6Dとほぼ同じ重さとなってしまいます。しかしEOS RPは電池・SD込みで485gとさらに軽く旅行や登山には最適でした。

 

・安い

 EOS RPは初値で156000円程でした。廉価機種なので他と比べるのはどうかと思いますが、RP24-105mm(確か117000円)を買ってもキャッシュバックキャンペーン2万円分があったので実質26万程で他がレンズを買うと30万を超えてくる中安いという印象でした。

 

EVF,液晶は普通

 値段なりでEVF,液晶モニタ共に普通といったところです。上位機種と見比べると劣っているのでしょうが、α7Ⅲも同じくらいだったのであまり気にはなりませんでした。そして背面液晶の色が違うということはなさそうです。

 

あまり実機の機能をじっくり見てはいませんが、上記3点から買う!という結論が出されたのであります。ネット上では安っぽさや耐久性を不安視することも書かれていましたが、値段が安く安っぽさは仕方ないこと、以前EOS6Dを使っていて耐久性にも不満がなかったこと(過酷な環境では使っていません。晴れの登山や小雨で水滴がつく程度)から特に気になりませんでした。

 

この間NikonのZ6も非常に気になっていたのですが、RPの軽さと、24-105mmのレンズ利便性、そして値段から最終的にRPとなりました。

 

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EOS RPを3月下旬に購入し、約4か月が経過しました。

不満点はほとんどありません。しいていうならサイレントシャッターとEOS Rにはあったセンサー保護シャッターがないことですが、これは値段が安いのでしょうがないです。

6DでイマイチだったオートフォーカスもEOS RPでは不満点ありません。たまに撮り鉄しますが、趣味程度では全然OKです。連射5コマも趣味程度で撮り鉄するなら十分に感じます。

 

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EOS RP+RF24-105mmをサイドから見たものです。

写真ではわかりにくいですが、置いた時にボディーが小さいのでRF24-105mmの外径の方が大きくなり、5mmほど浮いてしまいます。

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こちらは写真が傾いているのではなく、上記理由からボディが浮いて右側のみ接地します。バリアアングルは使いやすく、長時間カメラを使用しないときは裏に向けておけば保護にもなります。ただ撮影するときには、チルト液晶の方が光軸上に被写体を見ることができるので扱い易いです。

 

EVF・背面モニタ

EVFは236万ドット、背面モニタは104万ドットで他のエントリー~ミドルミラーレスとほぼ同じ値です。上を見てしまうと物足りないと思いますが、私はこれで大丈夫です。

 

画質

肝心の画質ですが、奥行が感じられ間違いなくフルサイズの画質です。ローパスフィルター有の約2600万画素で、こちらはα7Ⅲと比べると画素数は多いですが、等倍で見たときにα7Ⅲの方が解像しているように感じます。等倍で見るならα7Ⅲをおススメ(というかα7R系やZ7のほうがよい?)しますが、私は等倍でほとんど見ないのでこれで良いです。それよりもやはりCANONの色は気持ちいいです。

 

バッテリー

バッテリーはLP-E17を使用しています。撮影可能枚数はカタログ値で250枚となっています。軽量化を目指したため電池容量も小さくなっています。電池がなくなるまで撮ったことはないので正確な枚数はわかりませんが、カタログ値に近い値だと思います。

幸いにも購入時にSDとバッテリープレゼントキャンペーンがあったのと、キヤノンサービスセンター大阪独自のキャンペーン(現在終了)でもう一つ予備バッテリーが貰えたので予備バッテリーが2つとなり、通常の旅行で電池切れは心配していません。

また、EOS RPではpower delivery対応のモバイルバッテリーからUSB充電できるので、AnkerのPD対応モバイルバッテリーを購入し、登山等の遠征時にも困らないようにしました。

 

RF24-105mm F4 L IS USM

現状ではRF24-105mmが唯一の手持ちRFレンズです。24~105mmというレンジは旅行時はこれ一本で賄えるケースも多く便利です。画質も不満はありません。

唯一不満があるとすれば、寄れないことです。以前SONYにFE24-105mmを使っていましたが、最短撮影距離0.38m、最大撮影倍率0.31倍と結構寄ることができ、花を撮る際に重宝していました。RF24-105mmは同0.45m、同0.24倍と劣り、花を撮るときには不満です。

またNikonのZ24-70 F4も最短撮影距離0.3m、最大撮影倍率0.3倍と寄れる印象でした。RFレンズにももう少し頑張って欲しかったというのが率直な感想です。

 

マウントアダプタEF-EOSR

重さ110gでEOS RPの軽さが犠牲になってしまうものの、595gのフルサイズミラーレスと考えればまだまだ軽いと思います。現在Tamronの17-35mm F2.8-4 と EF70-300F4-5.6 IS Ⅱ USMを使用していますが、オートフォーカスに問題はありません。

不満点といえばやはり交換レンズの携帯性がなくなること(レンズにアダプタつけっぱなし)と、アダプタを一つしかもっていない場合、付け替えが面倒だったり、レンズ交換がスムーズにできないことです。もし複数のEFレンズを使用し、レンズ交換をすばやくないとシャッターチャンスを逃してしまう場合は、レンズ分のアダプタを用意したほうがよいかもしれません。

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EOS RP + Tamron17-35mm F2.8-4

 

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EOS RP + EF70-300F4-5.6 IS Ⅱ USM
総評

本当に自分にマッチしたカメラだと思います。なんといっても持ちやすく、RF24-105mmを付けても重さが気になりません。旅行や登山では24~105mmのレンズはこれ一本で済むことが多く心強いです。このセットで1185gです。この軽さでフルサイズのカメラを持ち出せるようになったので感謝しかありません。EOS6Dのときのキャッチコピー「軽やかにフルサイズ」をより具現化した商品だなと強く感じます。

今後RFレンズも色々発表されそうですが、RF24-140mmなんかは最強の旅行レンズになりそうです。できれば軽量なF4シリーズのレンズも早く拡張して欲しいですね。

 

今回のEOS RPレビューはあくまでも、初心者に毛が生えたような、風景写真メインの1アマチュアカメラマンのものとして捉えてください。

もちろんZ6やα7Ⅲ等他のメーカーのフルサイズミラーレスもすばらしく、それぞれにいいところがあります。特にZ6なんかはいまでもいいな~と思ってしまう存在です。どれがおすすめですか?と聞かれればわかりません(笑)